「地域づくり戦略」のフィールドワーク活動レポートをご紹介します!
2024.10.31
「地域づくり戦略」の講義にて、講義室を飛び出し、フィールドワークを行いました。
担当の古賀先生より活動レポートをいただきましたので、ご紹介します!
10月26日土曜日の昼下がり、八幡西区にある「黒崎Yakata」と八幡東区にある「ココクル平野」を訪問し、北九州市内の地域づくり関連の第一線でご活躍中のキーパーソンにお話を伺いました。
最初に訪問した「黒崎Yakata」では、館主を務める寺下良真さんを訪問。こちらは熊手商店街の近隣にある、アーケード内の店舗をリノベーションされたコワーキングスペース兼シェアオフィスです。東京からUターンされて以降、黒崎エリアで大学生を含むさまざまな人たちによる地域づくりのスタートアップの取り組みに、時に私財も投じながら伴走されてきた経緯やその背景にあるビジョンをさまざまな事例を通じてお話しされ、その心意気と戦略性に感服しきりでした。「黒崎Yakata」のおしゃれな空間も魅力的で、多くの若い世代がここから巣立っていることも頷けます。
次は「ココクル平野」を運営するNPO法人わくわーく理事長の小橋祐子さんを訪問。皿倉山を望むショッピングゾーンの中にある障害福祉サービス事業所で、さまざまな団体・個人が音楽活動や学習支援などに活用する多目的スペースも併設されています。北九州市小倉南区における放置竹林対策を目的として開発された「竹チェロ」の制作者の方が同席され、学生は試し弾きさせていただくこともできました。日ごろ企業・行政などとの協働による事業の多角化に注力され、これを通じた障害当事者と地域社会との接点を増幅されているさまを伺うことができました。
このように「地域づくり戦略」では、活動現場に足を運び、キーパーソンにじかにお話を伺うことで、実務のポイントを学ぶのみならず、学生各人の問題関心をさらに喚起する機会になればという狙いがあります。北九州市内にはこうしたキーパーソンが各所で活躍されていますので、今後もこうした機会を設けていければと考えています。
(文責:担当教員 古賀)