営利組織及び非営利組織が活動する各領域で、革新的な事業創造・組織変革を推進するために幅広い専門知識を吸収し、総合的な課題解決能力を養い、高い倫理観とグローバル的視野を持った、地域をリードする高度専門職業人の養成


入学者受入れ方針(AP:アドミッション・ポリシー)

マネジメント研究科マネジメント専攻では、以下のような人を求めています。

  • 学問体系に裏付けられた実践的なマネジメントを学び、地域、社会での実践を目指す高い意欲を持つ人
  • マネジメントに関する実践的な問題意識をもって、ディスカッションに参画できる経験と見識を持つ人
  • グローバル社会に通用する思考力、判断力、コミュニケーション力を持つことを希求する人

【知識・技能】

  • マネジメントを学ぶために必要な基礎学力や幅広い教養、リーダーとしての経験を有している。
  • 論文の執筆やディスカッションに必要な日本語能力を有している。

【思考力・判断力・表現力等の能力】

  • マネジメントに関する諸問題について論理的に思考し、判断するための素養を持っている。
  • マネジメントに関連する文章を読んで理解したり、自分の考えをまとめて他者に伝えたりするための言語読解能力・表現能力を身につけている。

【主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度】

  • 異文化や異分野の人々との協働の中で自ら主体的に参画し、多様性を受け入れながら課題解決や価値創造を行う姿勢を有している。
  • 経営や地域、社会における課題に対して高い意識を持ち、積極的に関わろうとする意欲を持っている。

 

教育課程編成・実施方針(CP:カリキュラム・ポリシー)

マネジメント研究科は、ビジネス分野だけでなくパブリック分野においても革新的な事業創造や組織改革等を担える専門職業人を養成することを目的としており、これに対応する教育課程を編成し、実施していく。

  • 教育課程はベーシック科目(基礎科目)、アドバンスト科目(基本科目)、エグゼクティブ科目(専門・応用科目)、プロジェクト研究科目(実践科目)の4つの科目区分で構成する。
  • 科目構成は、積み上げ方式によるステップアッププログラムである。すなわち、上記4科目区分を段階的・スパイラル的に履修する教育システムを採用する。
  • 修了・進級要件
    科目区分による修了要件は、2年以上在学することかつ、ベーシック科目10単位、アドバンスト科目14単位以上、エグゼクティブ科目12単位以上、プロジェクト研究科目8単位の合計44単位以上の修得を必要とする。進級要件は、1年次においてベーシック科目8単位以上、アドバンスト科目6単位以上、プロジェクト研究科目4単位の合計18単位以上の修得を必要とする。

ベーシック科目(基礎科目)

「ベーシック科目」は、ビジネスとパブリックの双方の分野で必要なマネジメント能力育成のための科目を1年次に配置する。この段階でマネジメントの基礎的思考と会計・財務の基礎知識を学ぶ。

アドバンスト科目(基本科目)

「アドバンスト科目」は、ビジネスとパブリックにそれぞれ特有の課題に関する基本的な科目を1年次を中心に配置する。この段階では専門・応用分野への足掛かりとするために、各自の問題意識の醸成を目指す。

エグゼクティブ科目(専門・応用科目)

「エグゼクティブ科目」は、各自の課題・関心に応じた専門・応用科目として2年次中心に配置する。現場に精通した教員の下で、仕事において実践的に活用できる知識やノウハウの習得を目指す。ビジネス系、パブリック系を横断する科目群として、中華・国際ビジネス系とソーシャルビジネス系の科目群を設ける。これらの科目は北九州地域が歴史的に培ってきた独自の知的財産、強みなどを教育に活かすことを目的としている。

プロジェクト研究科目(実践科目)

「プロジェクト研究科目」は、これまでの履修で蓄積してきた知識や問題意識をベースに、演習形式で徹底した討議を通じて「気づき、考え、提案・実践する」というプロセスを遂行し、実践的課題解決能力を育成する。

1)「MBAオリエンテーション」と「グループ・プロジェクト」は、コミュニケーション能力を養成し、研究方法を習得するため、1年次の必修科目とする。

2)「プロジェクト研究Ⅰ・Ⅱ」は、2年間にわたる学習の最終的な成果物として研究レポートまたは論文を完成させる演習科目であるため、2年次に必修科目とする。


学位授与方針(DP:ディプロマ・ポリシー)

高度な専門的知識・技能

  • マネジメント理論に関する専門知識を修得している。それらの専門知識に基づいて、組織や地域、社会が直面する問題や課題について、十分な議論を行なうことができる。【理論知識】
  • ビジネスやパブリックのマネジメントに関する実践的な知識を修得するとともに、それらを活用してグローバル化や多様な社会問題に対応するための専門知識を身につけている。【実践知識】
  • マネジメントに関する定性的、定量的な分析能力、課題に対する観察能力や解決能力といった技能を修得している。【分析解決技能】
  • 職業人に不可欠な問題処理、財務や会計、語学能力といった実践的な技能を身につけている。【実務技能】
  • 新たなニーズの探索、それを事業に結び付ける構想、連携やネットワークづくりといった新規事業に必要な技能を身につけている。【新規事業技能】

高い問題解決能力と表現力

  • マネジメントに関する問題や課題を抽出し、その本質的な特徴を捉え、それらに対する解決策を導き出し、的確に表現できる。【思考・判断・表現力】 

高い倫理観に基づいた自律的行動力

  • 地域、社会に貢献するとともに、市民としての責任感と倫理観を身につけている。  【倫理観】
  • 企業経営や公共経営等に関する諸問題に高い見識を持ち、常に挑戦する姿勢や変革する力を持っている。   【経営変革態度】
  • リーダーとして主体的に行動を起こし、地域の課題に積極的に取り組むことができる。【地域リーダー態度】
  • 東アジア等の諸外国に対して関心や理解を持ち続け、国際社会の中で競争力を維持・強化するだけでなく協調的な態度がとれる。【国際協調態度】