BS・専門職大学院の位置づけ [ 資格 / 学位取得 ] 履修制度 [ カリキュラム / 教員体制 / 修業年限、単位認定等 ] 学習環境 [ 施設設備 / 学費等 ] 入試手続き [ 出願資格全般 / 受験者が外国人の場合 / 試験科目、方法など ]

BS・専門職大学院の位置づけ

1.資格

Q. MBAとはどのような資格ですか。
A. MBAは「Master of Business Administration」の略で、日本語では「経営学修士」「経営修士」「経営管理修士」といった訳になります。本学では修了者に対して「経営学修士(専門職)」の学位を授与します。

 

Q. MBAの取得によって社会で何かメリットはありますか。
A. 司法試験などの国家資格とは異なり、MBAの取得によって特定の職業に就くことが保障されている訳ではありません。しかしながら、情報化社会を迎え、専門的知識・能力が重視されるようになったために、MBA取得者への社会的評価がますます高まりつつあります。

 

Q. 海外のビジネススクールのMBAと違いはありますか。
A. MBAには世界的な統一資格はありません。このため、「経営」「マネジメント」をテーマとする点は共通ですが、国外・国内問わず、個々のビジネススクールでカリキュラムや人材育成方針は様々です。

 

Q. 日本ではMBA及びMOT(技術経営)が取得できるビジネススクールとしてどのようなものがあるのですか。
A. 大別して、①専門職大学院として設置しているケース、②一般の大学院として設置しているケースがあります。①のケースとしては、本学ビジネススクールのほか、令和5年度現在で32大学(国立11、公立4、私立16、株式会社1)あります。

 

Q. 専門職大学院とはどのような制度なのですか。従来の大学院とどう違うのですか。
A. 「専門職大学院」は平成15年度に新たな大学院制度として創設されました。高度で専門的な職業能力を持った人材を養成するため、現場の第一線で活躍する実務家を教員に置き、高水準の専門教育と実務教育を実施します。また、一般の大学院とは異なり、第三者評価機関による継続的な評価等が法令で義務づけられています。

2.学位取得

Q. マネジメント研究科ではどのような学位が取得できるのですか。
A. 修了者に対して「経営学修士(専門職)」の学位を授与します。

 

Q. 学位を取得するのに別個に専門的試験が課されますか。
A. 国家試験や統一試験などの学位取得専門試験はありません。2年以上在学し、本学が定める必要単位数(40単位以上)を修了することが要件になります。

 

Q. 博士課程はありますか。
A. 博士課程はありません。マネジメント研究科修了後、経営学関係の博士(後期)課程への進学を希望される場合は、他の大学院の受験を検討してください。


履修制度

1.カリキュラム

Q. どのような科目があるのですか。
A. 「カリキュラム」をご参照ください。「経営戦略」、「ファイナンス」、「アカウンティング」、「経営組織」、「マーケティング」といった経営に必要な知識・スキルを学ぶ基礎科目や、ビジネス領域とパブリック領域の専門・応用科目や、本学の特性を生かした中国ビジネス、ソーシャルビジネスの科目などがあります。

 

Q. 積上げ式によるステップアップ・プログラムとはどのようなものですか。
A. 高度なマネジメント力を「段階的に養成する」プログラムです。
【1】マネジメント力養成に不可欠な基礎科目(ベーシック科目、アドバンスト科目)
【2】個々の学生の課題や関心に応える応用科目(エグゼクティブ科目)
【3】実践的な課題解決能力を培うプロジェクト研究科目を段階的に習得します。

 

Q. プロジェクト研究科目ではどのような授業を行うのですか。
A. 少人数の学生と複数教員による「グループ・ディスカッション」や、「プロジェクト研究」を行います。「プロジェクト研究」は、2年次に個別教員指導の下、学生が各人の研究テーマを設定し、研究骨子を作成し、最終的な研究報告書(ビジネスプランやビジネスモデルづくり等の研究レポート、又は修士論文)を完成する科目です。

 

Q. 個々の授業科目を教えてください。
A. 「カリキュラム」をご参照ください。

 

Q. 英語で行われる授業はありますか。
A. 授業は原則として日本語で行いますが、科目内容によって、外国語の文献・資料を使用することがあります。

 

Q. 1クラスはどれくらいの人数になりますか。
A. 必修科目は30名程度になります。選択科目はこれよりも少ない人数になると思われます。

 

Q. 開講曜日、時間帯を教えてください。
A. 平日夜は、小倉駅のサテライトキャンパスで「18:30~20:00」、「20:10~21:40」の2時限を開講します。土曜日は北方キャンパスで、主に昼間に授業を行います。

 

Q. 1科目は何単位ですか。また、授業期間はどうなりますか。
A. 1科目は2単位で、2学期制です(集中講義等を行う場合はこの限りでありません)。

 

Q. 第1学期、第2学期の期間はどうなっていますか。
A. 第1学期は、4月~8月上旬、第2学期は、10月~2月上旬です。

 

Q. 平日の授業のみまたは土曜日の授業のみで、2年で修了可能ですか。
A. 平日のみでは必修単位の日程や修了単位数(40単位以上)等を考えると標準修業年限の2年で修了することは難しいと思われます。

 

Q. 海外のビジネススクールへの留学や短期派遣はありますか。
A. 現段階ではありません。

2.教員体制

Q. 教員体制はどうなっていますか。
A. 専任教員は9名です。このうち、文部科学省の専門職大学院設置基準に定める実務家専任教員は3名です。加えて、企業、自治体、NPO、福祉団体等で活躍している方々が、特任教員として教育プログラムを担当しています。

 

Q. どんな先生がいるか教えてください。
A. 「教員紹介」をご参照ください。

3.修業年限、単位認定等

Q. 修業年限の延長は可能ですか。
A. 長期履修学生制度を利用することにより、標準修業年限の2年に加え最長2年の延長(つまり4年)が可能です。この長期履修学生制度を利用した場合でも、トータルの授業料は2年分で変わりありません。

 

Q. 長期履修学生制度とは何ですか。
A. 諸事情により標準修業年限である2年間での修了が困難である場合、最長4年間での計画的な履修を認める制度です。この場合でも、必要な授業料は2年分で変わりありません。希望者は、入学直後か1年次修了前に申請していただきます。

 

Q. 修業年限の短縮は可能ですか。
A. 基本的には想定していません。2年間かけて段階的にマネジメント力を養成するカリキュラムを考えています。

 

Q. 成績評価はどのように行われるのですか。
A. 課題に対するレポート、ディスカッションへの貢献度、小テスト、期末試験等で判断しますが、科目によって違いがあります。詳細はシラバスに掲載しています。

 

Q. 編入学や入学前他大学院における履修済み科目の単位認定制度がありますか。
A. 編入学制度はありません。単位認定については本学ビジネススクールが目指すマネジメント力養成が可能かどうかの観点や学則等を踏まえて個別に判断します。

 

Q. 科目等履修はできますか。
A. 科目等履修制度は、正規の学生以外の方が授業科目を履修することを認め、単位を与える制度で、平成24年度より実施しています。


学習環境

1.施設設備

Q. サテライトキャンパスはどこにあるのですか。
A. 小倉駅直結の駅ビル・アミュプラザ小倉の7階です。

 

Q. サテライトキャンパスはどのような施設環境になっているのですか。
A. 平日夜間に授業を行うサテライトキャンパスには、教室を3つ設置するとともに、学生の自習スペースを設けています。

 

Q. サテライトキャンパスに駐車場はありますか。
A. サテライトキャンパス専用の駐車場はありません。アミュプラザ小倉の地下に駐車場があります(平日:30分200円)。なお、受講の際の駐車場ご利用は、割引サービス対象外です。近隣にも民営の駐車場がいくつかあります。

 

Q. 北方キャンパスはどのような施設環境になっているのですか。
A. 土曜日に授業を行う北方キャンパスには数多くの教室があります。また、教室のほか、参考図書を備え、教員と学生のミーティングにも使用可能なマネジメント研究科資料室(本館8階)を設置しています。その他、北方キャンパスには図書館、共用自習室、食堂、売店等があります。

 

Q. 自習やディスカッションができるスペースはありますか。
A. 以下の施設が利用可能です。
・本館E-601、E-610、C-501(月~土 8:30-21:00)
・図書館 1階(月~土 8:55-21:30、日・祝日開館日 10:00~18:00)
・1号館104(月~土 8:30-21:00)
・本館E-813 マネジメント研究科資料室(学期中の月~金9:30-16:30、土9:00-20:00):パソコン4台。

※学年暦やメンテナンスで変更されることがあります。

2.学費等

Q. 入学金・学費について教えてください。
A. 「入学金・授業料」に掲載していますのでご参照ください。

 

Q. 社会人でも奨学金は受給できますか。
A. 一定の要件を満たせば日本学生支援機構の大学院奨学金(貸与制)を受給することができます。
・第1種:月額5万円、8万8千円(無利子) ※本人の年収299万円以下(注)
・第2種:月額5万円、8万円、10万円、13万円または15万円から選択(有利子) ※本人の年収536万円以下

(注)第1種奨学金については、収入基準を超えていても採用される場合がありますので、大学にご確認ください。

 

Q. 通学定期は学割の対象になりますか。
A. 適用になります。


入試手続き

1.出願資格全般

Q. 社会人ですが、大学を卒業していなくても出願できますか。
A. 入学(出願)資格審査において「大学を卒業した者と同等の学力があると認められる者」と判断されれば、出願可能です。入学(出願)資格審査は出願期間に先立って行いますので、書類の提出期限にご注意ください。

 

Q. 離職者、専業主婦、定年退職者でも出願できますか。
A. 2年以上の実務経験があれば「社会人」の試験区分で出願できます。その条件に満たなければ「進学者」の試験区分に属します。「進学者」の試験内容は「社会人」とは異なり筆記試験が課されます。また、募集枠も若干名となっています。

 

Q. 大学での専攻が「経済」や「経営」でなくても出願できますか。
A. 出願できます。大学での専攻分野にとらわれずに、多様で高度な専門的人材を育成することとしています。

 

Q. 自治体やNPOなど公的団体で働いていても、ビジネススクールに出願できますか。
A. 出願できます。本研究科では、パブリックリーダーを人材養成の一つの柱と位置づけており、授業科目もパブリック領域の科目群を設けています。したがって、公務員やNPO等のスタッフの方々にも有益な科目が充実しています。

 

Q. 現在大学4年生なのですが、出願できますか。
A. 入学の前年度3月末現在で卒業もしくは卒業見込みの方なら「進学者」の試験区分で出願できます。「進学者」の試験内容は「社会人」とは異なり筆記試験が課されます。また、募集枠も若干名となっています。本研究科では、実務経験を踏まえたディスカッションも交えながら授業を行う予定ですので、明確なキャリア目標や、社会への高い問題意識等を特に重視します。

 

Q. 大卒で、勤務2年未満ですが、出願資格はどうなりますか。
A. 出願できますが、試験区分は「進学者」になります。「社会人」の試験区分は2年以上の実務経験を要件としています。「進学者」の試験内容は「社会人」とは異なり筆記試験が課されます。また、募集枠も若干名となっています。

 

Q. 職場、住所、年齢や、本研究科の過去の受験経験によって、出願に不利になることはありませんか。
A. ありません。

 

Q. 身体に障がいがある場合でも受験できますか。
A. 可能です。その障がいの程度に応じ、受験時や入学後の学修に際して特別な配慮を必要とすることがありますので、希望する人は、出願に先立ち、入試・研究支援課入学試験係宛に必ず相談してください。

 

Q. 秋期と冬期の2回入試がありますが、それぞれの定員枠はあるのですか。また、どちらかの試験が有利になることはないでしょうか。
A. 受験生の利便性の向上などの観点から秋期と冬期の2回実施していますが、それぞれの定員枠はなく、合わせて30名の定員です。また、秋期と冬期の試験は同じ基準で審査しますので、どちらかが有利になるということはありません。

2.受験者が外国人の場合

Q. 外国人でも出願できますか。
A. 
大卒以上で、企業・官公庁等において2年以上の実務経験があれば外国人の方も出願可能です。試験区分は「社会人」になります。また、大学からの進学等で実務経験のない方については、試験区分は「進学者」となります。募集人員は若干名です。いずれの場合も、修学に差し支えのない程度の日本語能力を有していることが必要です(ただし、永住者の方はこの限りではありません)。

 

Q. 留学ビザで出願可能ですか。
A. 可能です。

 

Q. 外国人だけの特別入試が実施されますか。
A. 外国人特別入試は実施しません。「社会人」か「進学者」いずれかの試験区分で受験することになります。

 

Q. 日本語能力はどの程度必要ですか。

A. 【1】本学に留学される方は日本語能力検定試験の結果等の提出を出願条件とします(ただし、日本の永住権を持つ方はこの限りではありません)。
  【2】授業は日本語で行います。専門性、実践性が高い授業、中でもディスカッション形式の演習・卒業研究科目は当然高い日本語総合能力を必要とします。

3.試験科目、方法など

Q. 秋期試験が不合格であっても冬期試験を受験することはできるのでしょうか。受験できるとしたら、エッセイなどは秋期試験に出願した内容と同じでもよいのでしょうか。
A. 秋期試験が不合格であっても再び冬期試験を受験することはできます。試験審査は書類選考と面接試験(進学者にはさらに筆記試験)を実施して総合的に判断します。

 

Q. 試験に英語は課されますか。
A. 
いいえ、外国語関係の試験はありません。ただし、TOEFL、TOEIC等の各種外国語検定試験の受験経験があれば、成績を証明する書類の写しを出願書類として提出してください。1次選考では、提出された出願書類を総合的に審査します。

 

Q. 公的な資格を持っていますが、選抜時に記載が必要ですか。
A. 選抜試験は2段階で選考を行います。このうち、1次選考では提出された出願書類を総合的に審査します。国家資格や他の保有資格があれば、それを証明する書類のコピーを出願書類として提出してください。

 

Q. 入試の会場はどこになりますか。
A. 
1次選考は出願書類に基づく書類審査のため、入試会場にお越しいただくことはありません。1次選考合格者を対象とした2次選考(面接等)は、本学の北方キャンパス本館で行います。