(書評あり)本研究科の 任 章教授が専門書を刊行いたしました。

2016年度北九州市立大学学術図書刊行助成を得て、

本学の任章教授が、専門書『監査と哲学 ー会計プロフェッションの懐疑心ー』を刊行いたしました。

 

 同文舘出版㈱ 平成29年3月25日初版発行 全256頁

 ISBN 978-4-495-20561-4 価格3,300円(税抜)

 

要旨:『北九州市立大学マネジメント論集』第10号,2017年3月,第57頁転載

 2001年に発覚した米国エンロン社事件以降、会計プロフェッションの懐疑心たる概念が各国監査規範内にて顕著に強調され始めた。しかしその後も監査環境は改善されず、本邦においては近年、オリンパス㈱、東芝㈱等の事件の如き経営者不正が続発している。然るべき規範がどれ程の厳しさを纏おうとも、悪しき結果からすれば全ては虚妄に基づき無為に帰着したかの情況と察することができる。心理アンカリングさらにはゲシュタルト崩壊のリスク予見を促す学際性を有した哲学懐疑主義は、規範に応用されるに至り表面的準拠のデュー・プロセスを経て、専門職にとっては格好のエクスキューズとなった。現下、プロフェッションが健全なストイシズムに復帰するためには、古代ギリシャ由来のプラトン式をポスト・マウツ=シャラフ時代において敷衍した哲学思想家、ロデリック・チザムを標榜し、懐疑主義の永遠の踊り場たる判断保留(エポケ)に至ることが妥当であろう。不作為に繋がる難無き態度やマインドは、その卑俗性の故に、悉く停止、放念されなければならない局面にさし掛かったと思量される。

キーワード:監査規範, 懐疑心, 会計プロフェッション

 

当該書に対する、日本公認会計士協会機関誌『会計・監査ジャーナル』2017年
7月号pp.122-123掲載の書評は こちら

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